仲間たちの声
【看護師】加藤有紀
はじめに
まちだ丘の上病院では、「あなたらしい「生き方」を大切にする丘の上」をビジョンとして地域の皆様に医療を提供しています。今回、病棟看護師の加藤有紀さんにインタビューし、「まちだ丘の上病院で働く魅力」、「加藤さん自身が大切にしている看護観」などを聞いてみました。
看護師歴7年という、まちおかでは比較的若手になる加藤さん。熱いインタビューになりましたので、ぜひお読みください。また、加藤さんがご自身で書いたイラストとともにお楽しみください。
発展途上だったまちおかに就職した
-まちおかにきたにきっかけを教えてください
本当のきっかけは、以前働いていた師長さんに誘われて就職しました。初めは、業務改善を手伝うように言われました。
それが一番のきっかけだったんですけど、まちおかって今もまだ発展途上っていうか、体制整えきれてないから、逆にそれが楽しそうだなって思っていました。新しいことやるのも楽しそうだなって。
前職では、忙しさのあまり、患者さんひとりひとりと向き合う時間がなかったので、患者さんとの時間を大切にしながら看護できている点がいいなと思っています。
-実際、就職してみて、業務改善もできたり、患者さんとも、触れ合いながら、看護ができている。この点は、ここで働いている魅力という感じでしょうか?
そうですね。魅力ですね。
人によっては、体制が整ってないという点を「問題だ」と言う人もいるかもしれないです。逆に言うと、自分たちで、病院を作れるから、それもいいのかなと思います。
-マイナスでもあり、やりがいにもなる。受け取り方次第、といったところなんですね。
若手でも平等に接してくれる先輩スタッフ
-加藤さんは、まちおかの病院の中で若手ですが、苦労していることなどはありますか?
年齢は確かにこの中では一番年下なんですけれども、皆さん、それに関しては”年下なんだからというのもなく、平等に他の先輩たちと同じようにコミュニケーションが取れています。人間関係が良いのも、まちおかの魅力かなと思いますね。
若手だから困ったというよりも、まちおかが発展途上だったということもあり、新人の教育体制が整っていなかったという点は戸惑いました。ですが、自分から質問したりして、ちょっとずつできるようになっていきました。
また、まちおかの看護師はいろいろなキャリアを持った方が来られます。すると、看護について、一人一人が、やり方や考え方が違ったりします。加えて、病院としてのやり方がまだ定まっていない部分もありました。戸惑うことも最初はありましたけど、それをみんなで作り上げていけば、良くなるのかなと思います。
患者さんの願いを実現する
-まちおかでの働きがいを教えてください。
そうですね。この病院にしかできないことがあると思います。例えば、患者さんの思い出の場所に連れて行ったりとか、入院前にラーメン屋を経営していた患者さんが院内で一日限定でラーメン屋を開店してみたりなど・・・。
水族館や、アニマルセルピーとかもありましたね。普通の病院だったら、多分、感染症対策の問題などがいろいろ出てきてできないと思うんですけど、こういったことが出来る点が良いところだなと思います。季節の催しで、患者さんにお花見弁当があったり、お花見があったり・・・、行事もそうですけど、病院は病院なんですけど、半分施設みたいなこともできるのも強みなのかなって。
自分で考えて動く
-加藤さん自身が大切にしている看護観はどんなところにありますか?
患者さんに対し、優しく接したいと思いつつも、厳しくしなきゃいけないところは。あると思っています。自宅退院を目指す患者さんは、病院生活に甘えているばかりだと、患者さんが自宅にかえれなくなってしまいます。患者さん一人ひとりに合った対応・態度も大切だと思っています。
疾患に関しての理解に加えて、「今、この人に対して何が一番必要か?」とか、看護的な視点だけでなく、リハビリや、退院調整している看護師の視点とか、あとはドクター的な視点も、全部俯瞰できる視点は必要だなと思っています。
他の職種に甘えるのではなく、自分でも考えながら、患者さんを把握しなきゃいけないと感じています。
まちおかは療養的お看取りだけでなく、自宅に帰られる方や、施設に帰られる方も多いので、退院を考えながら、入院時から看護していく必要があるので、一般的な療養病院の看護とは変わっているかもしれません。
-本日は貴重なお話をいただき、どうもありがとうございました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。最初はまちおかの教育体制が整っていない部分であったり、考え方の違いに戸惑いもあった加藤さん。ですが、加藤さんが言う通り、まちおかは、まだまだ発展途上で、業務改善をしながら、みんなで病院を作っていくことが出来ます。そんなまちおかに興味を持たれた方は、是非見学やご応募検討ください。