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【作業療法士】患者さんも私も”自分らしさ”を大切に生きる

クルーの声

【作業療法士】患者さんも私も”自分らしさ”を大切に生きる

小林茉輝(まちだ丘の上病院 診療部 リハビリテーション科)

 

作業療法士を目指したきっかけ

福島県ご出身の小林さん。地元の高校に進学し、大好きなテニスに打ち込む毎日。でも・・・「高校1年生の夏休みには、進路をある程度決めるように。」という学校の方針が・・・。

「高校に進学したばかりで、正直次の進路なんて想像もつきませんでした。」

仲の良かったクラスメイトが理学療法士の学校見学に行くというので、ふらりと小林さんも一緒に行ってみることにしました。

「そこで作業療法士という仕事を初めて知りました。」

心や体に不調がある方の支援、日常生活の動作のリハビリから社会復帰のための心理的なサポートまで、多岐にわたる仕事内容に「これだ‼」と即決したのでした。

苦手な理数系の勉強に苦労しながらも、無事進学・卒業、回復期の病院に就職しました。

作業療法士のキャリアのスタート、そして転機

「社会人としての基本も一から教えてもらえる環境で、後輩の指導も任せてもらえたことに、今でも本当に感謝しています。」

小林”先生”と呼ばれることもあり、リハビリをして無事に退院していく患者さんを見送る充実した日々に、転機となる出来事が起こりました。

リハビリに真面目に取り組み無事に自宅へ戻った患者さんでしたが、日常生活では気を付けなくてはならないことが増え、これまでの仕事も続けられなくなり、生きる希望を失ってしまったようだ、という話を耳にしたのです。

「退院することを”ゴール”と表現することがありますが、患者さんの人生は退院が”スタート”なのだと、大きな衝撃を受けました」

患者さんの生活に寄り添いたい。専門職である前に、人として患者さんの人生にもっともっと関わりたい。訪問リハビリ、特別養護老人ホームで経験を重ねます。

小規模多機能型居宅介護事業所では利用者様の「やりたい」に最後の一瞬まで寄り添い、ひとりの人間として関わるという理念に共感し、120%の力で仕事をしていたそうです。

 

まちおかに入職して

転居に伴い仕事を探していたとき、まちおかにたどり着きました。

「ホームページのデザインが素敵だし、代表理事と院長の対談動画を見たら”〇〇さん”と呼び合っていて、肩書で呼んでいなかったんですね。私は作業療法士という専門職だけど、そのまえに小林茉輝という一人の人間。人と人との良い関係性があって、その先に専門性があると考えているので、まちおかで熱意を持って仕事ができるかもしれない!と思って面接に来ました。」

入職していかがでしたか?

「・・・うーん。そうですね。当時のまちおかは発展途上でしたので、本音を言えば想像していたのとは違っていて、試行錯誤の毎日でした。」

仕事をしていて迷いが出てきたときには、職員会議(まちおかでは”どまんなか会議”と呼んでいて誰でも参加できます)に積極的に参加したそうです。

「管理職の生の声を聞いて法人が目指している方向性を確認し、ゆっくりではあるけれど前進していると感じられました。じっくり進んできて、今では多職種でコミュニケーションを取りながら患者さんにアプローチできる環境になりました。」

まちおかの強みは多職種連携

患者さんが少しでも自分らしくいられる時間を作りたい。まちおかでは”院内デイ”と呼ばれる時間があります。

フラワーアレンジメントや映画鑑賞、アフタヌーンティーなど様々な企画に、患者さんにご参加いただいています。

「患者さんが参加できるのは、医師や看護師が体調の確認をして、ケアクルー(介護職)が院内デイの時間に合わせて服装を整えたりしているからです。他にも多くの職種が円滑に連携できるからこそ、いつもスムーズに開催できています。」

まちおかに来てほしい人

“あなたらしい生き方を大切にする丘の上”というビジョンがあります。

“あなた”を考える前にまずは”自分らしさ”を考えられる人。

そして、「あなた」のことを考えられるということは、人に興味がある人。

“おせっかいな人たらし”みたいな人がまちおかに来てくれると、もっと盛り上がっていくかなと思います。

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