クルーの声
【一二三学園ケアクルー】無資格・未経験からのスタート
熊谷由美(一二三学園 ケアクルー)

~ 一二三学園に就職するまで ~
「実は・・無資格・未経験で入職したんですよ。」と穏やかな口調でインタビューに答えてくださる優しい笑顔の熊谷さんです。
大好きなお花に囲まれて仕事がしたいなと、以前はお花屋さんで働いていたそうです。
「今でもお花は大好きですね。他界した母へのお花は必ず生けてきれいにしていますよ。」
育児が落ち着いたころ、クリニックで診察の補助の仕事に就きました。
患者さんから感謝されれることがとてもうれしかったと、振り返ります。
「色々な科があって、シフトで各科を回ったので、覚えることがたくさんありました。正直、大変でしたし失敗もありましたけれど、ありがとう と言われる仕事にとてもやりがいを感じました。」
常勤で働いてみたいと思い、求人を探していたところ、当院の前身である南多摩整形外科の面接を受ける機会が訪れました。
「一二三学園で働いてみませんか?」
思いがけない展開に、正直悩みました。クリニックでの経験はあったものの、障がい分野では”無資格・未経験”。
でも新たな場所へ、思い切って飛び込んでみることにしました。
~ 毎日、気持ちがつながる瞬間がある ~
「緊張しながら入職しましたが、ベテランの職員さんたちが温かく迎え入れてくれて、本当にたくさんのことを教えていただきました。自分が未経験であることに引け目を感じることはありましたが、それ以上に周りの職員さんたちがサポートしてくださるので、本当にありがたかったです。」
言葉を話すことは難しい園生さん。経験を重ねた今でも毎日”あ、気持ちがつながった!”と確信する瞬間があるのだそうです。
「私の母が他界し葬儀などを無事に終えて、仕事に復帰した初日のことです。ある園生さんが、そっと私の頬を指で優しく”つんつん”と触ってくれたんです。きっと私が悲しい顔をしていたんでしょうね。園生さんの温かくて優しい気持ちが伝わってきて、本当にうれしかったです。」
~ 一二三学園のお仕事 ~
熊谷さんが出勤して、一番最初にすることはなんでしょうか?
「園生さん全員に、おはよう!と挨拶をします。表情など全身から今日の調子や気分を感じます。体調が良くないときは、特にすぐわかりますよ。」
一二三学園は、園生さんたちの生活の場所。穏やかに、楽しく過ごしていただくよう、季節感を大切にした装飾を一緒に作成したり、天気の良い日は外気浴に出たり、お誕生日会やお食事会も開催します。
「一二三学園全員で遠足に行きたいんです。プラネタリウムに行ったことがあるので、次は水族館に行きたいです。」
園生さんたちと次はどんなことをしようかと、色々な企画を考えています。
~ これから一二三学園で働く人へ ~
園生さんたちの生活に寄り添う、家族のようなアットホームな雰囲気が自慢の一二三学園です。
私のように無資格・未経験で入職したクルーもいますので、ご安心ください。
一二三学園を一緒に盛り上げていただきたいと思います。お待ちしております!