仲間たちの声
【ケアクルー】前田 絵美
幼稚園教諭から障害者支援員へ
もともと、私立幼稚園で幼稚園教諭をしていました。幼稚園教諭時代に出産を経験し、育児をしながら担任を持たせてもらうなどやりがいもあり、頑張っていたのですが、家庭と育児のバランスがとりにくくなってしまい、30歳の手前で幼稚園を退職しました。それでも仕事がしたかったので、以前から興味のあった介護職の分野に挑戦しようと思い、介護の勉強をはじめました。
幼稚園教諭時代に、園生の中に障害を持っている子もいて、障害のある方の介護にも興味があったので一二三学園に就職をしました。途中で老人介護の方も経験したいという思いがあり、退職をして特別養護老人ホームで働いたのですが、前任の学園主任が退職をされるということでお声がけをいただき、一二三学園に戻ってきました。
障害者介護の世界に飛び込んだとき
想像以上に奥が深かった、という印象です。
幼稚園に勤務をしていた頃に触れていた障害のある方は、程度の違いはあるもののある程度は自己表現が出来る子達だったのですが、一二三学園の園生は重度な障害の方が多く、自己表現が十分に出来ない方もいらっしゃいます。
最初の数ヶ月間は、園生の感情を理解する事や、求められている事の理解が出来ずに悩みました。でも、少しずつ業務に慣れたり、園生の小さな変化に気付く事が出来るようになったことで、自信を持てるようになり、この仕事に大きなやりがいを感じられるようになりました。今では園生の特徴や個性も理解しているので、一人ひとりとしっかりとしたコミュニケーションが取れるようになっています。
基本はチームワーク
一二三学園の良さはずばり『チームワーク』ですね。
病院・学園ともにいい人が多いので、同じシフトの仲間の状況をみながら、出来ることは率先してサポートをしてくれます。あまりにスムーズなので、サポートされていたことにあとから気付くこともあるくらいで、本当に働きやすいと感じています。園生ともしっかりと信頼関係がありますので、障害者の介護の経験のない方でも慣れてもらえば働きやすい環境だと思います。
さらなる成長を目指して
もともと介護に興味をもったのは、祖父が認知症になり介護が必要になったことだったので、改めて認知症についてしっかりと学びたいと思っています。今は退職をしてしまったのですが、前にいた職員が認知症を学んでいて、非常に頼りになったので、自分もそうなれたらいいなと思っています。また施設としては、地域で障害を抱えて過ごされている方のために、日帰りの入浴サービスや放課後デイサービスのような短時間の預かりサービスなども、需要があると思うので応えられるようになれれば・・・と思っています。
笑顔を大切に
私自身、仕事をするときには笑顔でいることを心がけています。
チームで働いているので、時には『?』と思うような場面もありますが、そういう時こそお互いに笑顔でいることで解決できることもあると思います。
笑顔を大切にされている方が、一二三学園の仲間になってくれると嬉しいです。