【看護師(外来)】内田小由美 | 一般財団法人ひふみ会 まちだ丘の上病院

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【看護師(外来)】内田小由美

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【看護師(外来)】内田小由美

はじめに

まちだ丘の上病院では、「あなたらしい「生き方」を大切にする丘の上」をビジョンとして地域の皆様に医療を提供しています。今回、病院の顔でもある外来看護師の内田小由美さんにインタビューを行い、「家庭と両立した働き方」、「まちだ丘の上病院で働くことの楽しさ・むずかしさ」などを伺いしました。

子育てをする中で時間的に制約がある中でも活躍してこれたことや、これまで苦手だと思っていたことにもチャレンジしていく中で、徐々に「学ぶことの楽しさ」を知り、医療って面白いなと感じられた経験などをお話ししてくれました。

家庭との両立

-内田さんは、入職当時、お子さんがまだ学校に通っていたかと思いますが、その時のエピソードを教えてください。

子供たちは小学生と中学生でした。

-本当にまだ大変な時期だったんですね。

まだ、学校に行かないといけない日も多く子供の帰宅に合わせて早く帰らないといけない日もあったので、8:45~16:00の時短勤務で働いていました。最初は、病棟勤務をしていたのですが、当時の師長さんが「時間なので帰っていいですよ」と言って頂いたのでありがたかったです。1年位して外来になったのですが、外来に来てからは16時で師長さんが業務を交代してくれていました。

-そうだったんですね。

上の子が高校生になってから、17時15分まで勤務を延ばしてもらいました。
外来も時々は、遅くなることもありますが、割と時間で帰らせてもらっていると思います。

-その人の状況に合わせて、業務にも影響がないような配慮があったのですね。

外来をやらせてもらってからは、より働きやすいと感じています。土日は外来をやっていないので、そこがお休みになると、子供たちの土日の行事に力を向けられています。

平日の仕事に集中できるという点は、子育て中には、本当に助かりました。

 

小さいころにお世話をしてくれた看護師さんのようになりたい

-看護師になったきっかけをお聞きできますか?

私は自分が入院したときの経験から、小さい時から看護師になりたかったんです。

-そうなんですね。

小学校2年生の時に入院したんですが、怖くて暗くて、夜泣いてたんです。

そうしたら看護師さんが、寄り添って寝かしつけてくれたのを覚えています。

扁桃腺の手術をしなくてはいけなかったので・・・手術後は痛くて食事も食べられませんでした。

それに、出血がなかなか止まらず、入院期間は長引いてしまって、きっと手のかかる子だったと思います。でも、看護師さんが優しかったことが忘れられないです。

ずっと中学生になってからもずっと、「看護師さんになりたい」って言っていました。

-そういう想いがあるからそれがきっと現れてるんですね。

だからやっぱり医療従事者って、皆さんそういった経験を持っている方が多いと思います。

療養病院の難しさ

-まちおかと出会ったきっかけは

知り合いの方に声をかけて頂きました

子供が小さかったので時短勤務でしたが、成長と共に時間を延ばしてもらいました。

-まちおかに来てどうですか。思い描いてたような仕事はできましたか?

最初は全然できなかったです。思っていたようにはいかなかったです。

療養病棟は難しいです。言葉で訴えることが難しい患者さんの看護ですから、看護師の経験と観察力と洞察力がより重要になる分野だと思います。

 

外来看護師としての挑戦

-「思っていたいたようにはいかなかった」状態はもやもやした状態だったと思います。それらを乗り越えられたきっかけは、外来担当になったことですか?

外来担当になってみたら、少し視野が広がりました。当時の師長さんから「内田さん、外来やってみない?」と声をかけてもらわなかったら、外来業務をするきっかけはありませんでしたね。

自分が外来業務をやるっていうイメージは全くなかったところだったので、やったこともなかったですし・・・

-そうだったんですね。

1度、クリニックで働いてみたくて面接を受けた事がありました。でも、すごく難しくて今の自分の経験ではできないし向いてないなと感じました。

「外来はもう2度とやらない」という思いできたのに「外来どう?」って言われた時は「私、広い視野もないし経験もないしできないと思います」と言った私に「大丈夫だから、やってみて」ときっかけを作って下さいました。

-そんなきっかけがあったのですね。

そんな感じで自身もなく、不安でいっぱいだったのになんと、今は楽しくなっているのです。

ついつい、自分が苦手なことって避けてしまいますよね。後押ししてくれた当時の師長さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

-外来担当当時は当時2人体制で、相談できる相手がいたから、ちょうど良かったのかもしれないですね。

もう一人の担当の方は、看護師としてかなりの経験されている方で、外来も他の病院でも経験されている方だったので、たくさん育ててもらいました。

-今、内田さんは、本当に”外来の看護師さん”っていうかんじですよね。

そうですか、ありがたいです。

学ぶ楽しさを知って、今、目指すもの

-内田さんの今後の展望をおしえてください

お恥ずかしい話ですが、外来担当になってから、外来の看護師の勉強って、別にしてなくて、そういった専門の勉強をしていきたいです。

当院は、内科でも一般内科や漢方内科糖尿の内科など、曜日で先生方の専門が違います。整形外科も、一般整形と障害者医療の整形やリハビリテーション科があり、まだまだ勉強不足です。

-内田さんが思う外来業務の楽しさを教えてください

外来担当になってから、少しずつ顔を覚えてもらえています。特に、患者さんが次の診察に来る時、少し不安を抱えていて「内田さんいる?」と聞かれて「いますよ」と答えたとき、「良かった」と安心した言葉を頂くことがあります。こういったときに、外来をやっていて少しはお力になれているのかなとうれしく思います。

さらに、診察の中で患者さんが悩まされてきた症状や痛みなどを、先生方がとても的確に診断していくその様子をみていて「なるほど~」って思います。看護学校で習ったことや、国家試験に出ていた事を思いだして、本を開いたり、調べなおしたり、「そうだったな」と思い出したり、「知らなかった」と焦ったりして、本当に勉強になるのです。
それが、私が外来をやっていく原動力で「楽しいな~」と思えることです。

-学生時代はそんなに面白くなかったですか。

学生時代はひたすら教わるので頭がパンパンになるのです。覚えることもたくさんあって、どんどんテストされますし。実際に働いてから習ったことがつながってきました。

先生方の診断の仕方を見ていて、「それ習った」とつながったとき、すごく勉強になって面白くて、外来をやらせてもらえて良かったとおもいます。

そしてわからない時は先生方は医学の専門家なので質問すると、ちゃんと答えて下さいます。なので、すぐ、聞いてしまいます。

まちおかで働く魅力

-最後にまちおかで働く魅力を教えていただけますか。

患者さんや、先生方のバリエーションが多いことだと思います。先生方の専門性の高さは、他の病院ではなかなか経験できないと思います。

漢方外来もどこでも経験できるものではないと思います。漢方外来では、診療に来られた患者さんに対し、医師が当院の糖尿病内科の受診を勧めたケースもあります。

整形外科も一般整形外科から、障害者の方の整形外科まであります。また、障害者の方のリハビリステーション科もあります。

まさに、当院で患者さんとトータルに関わっていると実感しています。

-私が経験したのは、外線で、患者さんから「今日お風呂入っていいですか」って質問の電話が来て、それを内田さんに聞きに言ったら、「あの人あの注射をしているから今日は大丈夫」ってすぐ答えてくれました

患者さんのことを覚えられるということがありますよね。

外来がゆったりしているので、1日50人、60人・・・と診療している病院と比べたら、覚えられる人数です。

-患者さんにとってもいいことですよね。

そうですね。

これからもより一層、当院の外来が地域の方々の身近なものになれるように、また、先生方の専門性についていけるように看護師として努力していきたいと思います。

-今日は、いろいろお話を聴かせていただき、ありがとうございます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。最初は不安ばかりだったという内田さん。まちおかは医師と看護師の距離が近く、病態生理のことを医師に質問しやすかったり、外来の看護師が診察前に患者さんから聞いた話を相談しやすいということがあります。時短勤務など働き方も相談しながら対応しています。そんなまちおかに興味を持たれた方は、是非ご応募ください。

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